保険の見直し「急がば回れ」(独立系FPの有効な活用)

保険代理店との上手な付き合い方

先日、生命保険の加入について相談を受けました。

奥さまを早くに亡くされた一児の父親(ご相談者)からのご相談でした。
お子さま(小学校高学年)が、聡明でしっかり者で、個人的に、その子の将来がすごく楽しみでならなくなりました。

ご相談者の方は、保険の代理店に足を運んだりしているのですが、情報量も多く混乱していました。

私自身は保険会社に勤めており、商品関連の仕事もしていたので保険の商品知識は人並以上にはあるでしょうが、先日妻の保険の件で近所の代理店に行きましたが、正直情報量が多く(取扱い商品のラインアップが違うので当たり前ですが)、さらに最近は代理店のコンプライアンスも厳しくなっており、手続きにめちゃくちゃ時間がかかって辟易としました。

保険に詳しくない方が、代理店をしっかりと活用するのは中々難しいので、事前に自分に必要な保障の軸を理解することが重要だと改めて実感しました。(そういうのが面倒だという方は、大手生保の担当者にお任せすることをお奨めします。商品は選べないですが、パッケージ化されているので時間短縮にはなりますし、正直、世間で言われるほど、変な営業員ばかりではないので。)

そうはいっても、代理店の魅力は選択肢の多さ、つまり保険料を抑える選択肢の多さは捨てがたいものがあります。

そこで、今回のご相談では、ご相談者の方に今後のリスクや備えるべきポイントを話ながらペーパーにまとめて差し上げ、見える化することで、代理店を再度訪問するときの頭の整理のお手伝いをしました。

一度、腹落ちして代理店を訪問すると、スムーズに、そしてブレずに担当の方と話ができたとお喜びいただきました。

ちなみに、ご相談者の方の保険もですが、私は今回、お子さまにも大人並みに保障(長患いへの対応)の必要性もご説明して、お子さまの保障も一緒に加入されたようです。(成約までお手伝いした紹介手数料を代理店から貰いたいなとよこしまな考えが思わず頭をよぎりました。冗談ですが。)

今回のご相談を通じて、保険の加入や見直しを考える際に、営業とは関係のない私のような第三者とディスカッションをして、自分の中で何が必要か腹落ちをしてから営業担当者と話すことは、「急がば回れ」で、意義深いことだなと実感させられました。

保険の加入や見直しをお考えの方は、お気軽にお問い合わせ頂ければ幸いです。